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何でもDIY   RAMディスクを使ってみた  2008/02/17
RAMディスクを使ってみました。
大容量メモリの有効な活用方法を模索しています。
 RAMディスクは、PCにまだHDDが搭載されていなかった時代によく利用されていた技術で、メモリの一部をHDDとして利用するものです。その後HDD搭載が当たり前になり、利用するケースは殆どなくなりました。
 今これを利用することにメリットがあるのか分かりませんが、技術的にはまだ残っているので、新しい利用方法を試してみたいと思います。

 1.用意するもの
 2.QSoft RAMDisk 64bit版のインストール
 3.RAMディスクの作成
 4.検証


1.用意するもの
 今回のシステムは「Windows Vista Ultimate 64bit版、搭載メモリ8GB」なので、Vista 64bit版に対応しているRAMディスク作成ソフトを探してみたのですが、今のところQSoft RAMDisk 64bit版しか見つかりませんでした。
 今後対応してくれることを期待しているものとして、RamPhantom(製品)(Vista 32bit版まで)Hi-RAM(フリーウェア)(XP 64bit版まで)がありますが、対応予定などは不明です。

 よって、QSoft RAMDisk 64bit版を使って、RAMディスクを作成します。
 筆者は、これの製品版を購入しましたが、機能限定版を無料でダウンロードすることも出来ます。


2.QSoft RAMDisk 64bit版のインストール
 「QSoft RAMDisk 64bit版」は、デバイスドライバとしてインストールするので、普通のソフトとインストール手順が異なります。(下の画像をクリックすると、大きい画像のページが開きます)

(1) デバイスマネージャのメニューから、[操作]→[レガシハードウェアの追加]を選択します。

(2) ハードウェア追加ウィザードが開始されるので、[次へ]をクリックします。

(3) [一覧から選択したハードウェアをインストールする(詳細)]をチェックして、[次へ]をクリックします。

(4) [すべてのデバイスを表示]を選択して、[次へ]をクリックします。

(5) [ディスク使用]をクリックします。

(6) [参照]をクリックして、「QSoft RAMDisk 64bit版」を保存したフォルダを開きます。

(7) [RAMDriv.inf]を選択して、[開く]をクリックします。

(8) インストールするファイルが選択できたので、[OK]をクリックします。

(9) [RAMDrive [QSoft] xxxxxx (x64)]を選択して、[次へ]をクリックします。
 (xxxxxxはバージョンによって異なります。)

(10) インストールする準備が出来たので、[次へ]をクリックします。

(11) インストールが終了するのを待ちます。

(12) セキュリティメッセージが表示されますが、[インストール]をクリックしてインストールします。

(13) インストールが終了したので、[完了]をクリックして、画面を閉じます。

(14) デバイスマネージャを開くとが追加されているのが確認できます。


これでインストールが完了しました。次は、RAMディスクの作成と設定です。


3.RAMディスクの作成
 それでは早速RAMディスクを作成してみましょう。デバイスマネージャのを右クリックして出るメニューから、プロパティを選択して、設定画面を出します。
(下の画像をクリックすると、大きい画像のページが開きます)

(1) 必要最低限の設定をして、RAMディスクを作成します。
・[Drive Letter:]を任意の割り当てたいドライブに変更します。筆者は[R:]に変更しました。
・[Disk Size:]に、作成するRAMディスクのサイズを指定します。
・[Filesystem:]で[NTFS]を選択します。
・[Volume Name:]に、任意の名前を設定します。筆者は[RAMDisk]と指定しました。
設定が終了したら、[OK]をクリックします。
再起動が必要な場合はメッセージが表示されるので、Windowsの再起動を行います。

(2) 指定した[Drive Letter:]のドライブが現れているはずなので、エクスプローラ等からプロパティを表示してみます。筆者は[Disk Size:]に512MBを指定していたので、容量512MBのドライブが作成されました。

(3) RAMディスクはメモリ上に作成されている為、PCの電源を落とすとドライブ内の内容は全て消えてしまいます。そこで、PCの電源を落とすときに別のファイルに内容を退避し、再起動時にそこから復元させるように設定します。設定画面はプロパティ画面の[Configure Image File Processing]をクリックすると開きます。
・[Select Folder]をクリックし、退避先のファイルを指定します。
・[Save RAMDisk content now]をクリックし、現在のRAM Diskの内容を指定したファイルに書き込みます。

(4) [Load RAMDisk content from Image at Drive Start]がチェックできるようになっているので、これをチェックします。チェックと同時に[Message Board]に、赤い字でメッセージが表示されます。
次に[Message Board]の下にある[Yes]をクリックして、(3)で保存した、RAMディスクのイメージファイルを読み込みます。

(5) [Save RAMDisk content to Image at Drive Unload]がチェックできるようになっているので、これをチェックします。
これで、終了時に自動的に退避、起動時に自動的に復元が出来るようになりました。
[Exit]をクリックして、設定画面を閉じます。

(6) 再起動が必要な場合はメッセージが表示されるので、Windowsの再起動を行います。

(7) RAMディスクイメージの保存先をエクスプローラで表示してみます。RAMディスクとして指定した容量のファイルが作成されているはずです。
 実は筆者、あとから設定を変えて4GBのRAMディスクにしたので、イメージファイルも4GBになっています。ちなみにサイズを変える場合、元々あったドライブの中身は消えてしまうので注意してください。


これでRAMディスクの作成と設定は完了です。


4.検証
・RAMディスクの性能を「Crystal Mark 2004R2」で計測した結果。
 なんと秒間2GB以上の読み書きが出来る性能です。しかも「Random Read/Write」の性能が、「Sequential Read/Write」と比べて落ちていません。
 試しに600MB程の.iso(CDイメージファイル)を、RAMドライブ内でコピーしてみましたが、残り時間が表示されるまでも無く終了しました。感覚としてはまさに「一瞬」です。


・こちらはSATA-HDD 250GBの結果です。
 RAMディスクとは比較にならないほど遅いですね。いやRAMディスクが早すぎると言うべきでしょう。


 さて、動作検証は終わりましたが、このRAMディスクをどう利用しましょう?
 設定で、8GBの内半分の4GBを割り当ててあります。4GBで出来ることで、速度が求められるもの。何があるでしょう?
 
 実際試してみた事、試していない事、まとめてしまいますが、可能性として考えられる事をいくつか挙げてみます。
  • VMware等の仮想マシンを、OS丸ごとRAMディスクに入れる。
    相当高速な動作をしてくれるのではないかと思っています。まだ試していません。
  • テンポラリの保存場所として利用。
    WindowsのTempフォルダをRAMディスクに置いて高速化してみました。しかし色々問題が出た為、実用まで行きませんでした。
    通常使っている分には問題なく良い感じだと思ったのですが、アプリケーションによってはディスク容量を考えずにテンポラリを利用してしまい、容量不足となってしまいました。
  • Internet Explorerの一時ファイルの格納場所として利用。
    一度開いたページはここに保存され、次に開くときはこのファイルが表示されます。これをRAMディスクに置くことで、高速化を実現します。
    今現在はこの使い方をしていますが、少々問題があり、RAMディスクの残容量を超えるファイルはダウンロードできません。なので、大きいファイルをダウンロードするときは、ダウンロード専用ソフトを使っています。
 絶対的にRAMディスクを使ったほうが有利、と言えるようなケースはまだ見つけていません。何か良い使い方があったら教えてください。



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